若者へ

若者へ
君たちは今、何を考え,何を思っているだろうか
先が見えないことへの不安や恐怖
人とつながることができない孤独や悲しみ
私の未来はどうなるんだ
学校で学んだり、友と語りあったり
おもいきりバカをやって遊んだりすることはできるようになるのか
目指してきた大会は奪われ
私は今まで何をやってきたのだろう
むなしく、いらだたしく、この怒りを誰にぶつけたらいいのか
夢見ていた目標が崩れゆく
それは今の目標だけでなく、将来の夢も同じ
目指していたゴールへの道だけでなく
ゴールそのものが消滅していく恐ろしさ
誰に助けを求めたらいいのだろう
こんな悲劇が突然、現実のものになるとは想像していなかった
(その気持ちに全く同感)

ただ、感染症は今までもたくさんあった。そして、人類はそれを克服してきた。必ず何とかなる。悲観するだけでなく、この状況を自分を振り返る機会にしてほしい。
学校もこんなに長く休んだことはなかったので、今の状態に違和感があるのはもっともだ。でも、何となく登校し、何となく学び、何となくレールに乗って過ごしてきた自分。あまり深く物事を考えずに行動し、ぼんやりと将来を見つめていた自分を変えるチャンスかもしれない。
君が本当にやりたいことって何だろう。こんなに多くの人々が苦しんでいる状況を何とかする人間になれないか。その力をつけるために、自分は何をすべきだろう。好きなことで、人のためになれるならもっといい。そんなことをじっくり考える機会にしてほしい。
嘆くだけではなく、何とかする人になるチャンスだ。自分を生かす、自分を最大限に生かす生き方をしてほしい。
未来とは、まだ来ていない時。
じっとして与えられた未来を待つのか、それとも挑戦して理想の未来を築くのか。どちらの選択も可能だ。その選択は君の手に委ねられている。
今、生きている自分を最大限に生かすべくチャレンジしよう。その小さな一歩、小さなチャレンジの積み重ねが生きることであり、確かな未来を作ることにつながる。
命を守ると同時に命を生かそう。
若者よ。さあ立とう。勇気を出して、一歩前ヘ。